和のスパイスの香りで体も心も満たされる「お屠蘇チャイ」

この時期になると薬屋さんやスーパーでもらう機会の多い「お屠蘇」。
余らせがちなこの「お屠蘇」を使った滋養強壮&美味しいチャイをお家で淹れてみてはいかがでしょうか?

お屠蘇がチャイになるの?と疑問を持たれるかもしれませんが、お屠蘇の中身は山椒、陳皮(みかんの皮)、丁字、肉桂、ニッケイ(シナモン)、生姜など。
体を温めて風邪に良さそうな生薬、それがたくさん入っているんです。
実はお屠蘇の中身はチャイに近いんですね。
ドイツでは似たようなハーブをワインで煮詰めグリュと呼ばれるホットワインにしますし、日本酒やみりんに入れればお屠蘇、ミルクティーにすればチャイ、つまり免疫を高め、殺菌作用のあるハーブを使い、身近にある飲み物で美味しく飲む。

場所は違っても、体が求める物は似ているのかもしれません。

〈材料〉

●紅茶(草薙などミルクティに合う茶葉)…ティースプーン山盛り2杯
●お屠蘇…1袋
●水…160cc
●みりんか黒糖か蜂蜜など自然な甘味…大さじ2杯(お好みで)
●牛乳…160cc

〈作り方〉

手鍋に160ccのお水、紅茶ティースプーン山盛り2杯、お屠蘇の袋一つを鍋に入れます。

この時、お好みでみりんや黒糖、蜂蜜などの甘味を入れて煮立てます。少しでも甘みを入れた方が基本的には美味しいです。

茶葉が開いてきたらミルクを同じく160cc入れて再び火にかけて、コトコトとちっちゃい泡が出始めたら完成です。

茶葉を茶こしなどでこしながらマグカップに注いでください。
牛乳は豆乳や甘酒に変えてもおいしいです。

※濃いこってりした味やハーブ感を強く出したい人はそのまま火を止めてしばらく置いてください。
飲む時にまた温めるとコクが出ています。