三重県にて紅茶製造をされている川戸利之さん。先代の川戸勉氏は品種の改良、土壌の形成、独自の特許製法による製造技術と、十数年にわたる努力によって伊勢紅茶の土台づくりに邁進された方で、その功績が認められ昭和36年黄綬褒章を賜られました。
現在利之氏もその後を継がれ、完全無農薬栽培を通し高品位の紅茶を作ってらっしゃいます。特に「渋みが無くまろやかな口当たり」が常識となっている日本紅茶のなかで、このような外国産に負けない力強さを持った紅茶を作ってらっしゃるということは日本紅茶がまだ様々な可能性秘めていることを教えて頂いているようで非常に心強く思います。