フレーバーティーについて

フレーバーティーとは、紅茶に「リンゴ」や「キャラメル」などの香料を使用して、香りを後から付け足したもので、日本語で「着香茶」と呼ばれています。
有名なものではベルガモットオレンジの香りをつけた「アールグレイ」が良く出回っています。

本来の紅茶の香りからは外れたものですし、香料をきつく付けたものも多いので、「あんなものは邪道だ!」という方も多いです。

その気持ちは良く分かりますが、当店の考え方は「フレーバーティーです」と表記してフレーバーティーを販売するのは、好みの問題ですので、邪道とまでは思いません。
ただ、「これは自然の香りです」と表記していたり、特になんの表記もないままフレーバーティーを販売するのは邪道だと思います。現にそういった商品が日本においてさえもあると言われています。

私も元々はアールグレイから紅茶に興味をもった人間です。
当店のお客様でも、学生時代はフレーバーティーを飲んで、「わあ、リンゴの香りだぁ」と喜んでいた女子高生が、数年後には「もう香料はいらなくなりました。普通の紅茶が一番美味しいと思います」といって非常に良い紅茶を飲みに来られる様になることも多々あります。

人間は続ければ、かならず本当に良いものにたどり着くと私は思っています。ですので、幅広く間口を広げるために当店ではフレーバーティーにも力をいれています。そうして興味をもってくれた人達は、いずれ必ず紅茶の世界を広げてくれる人たちになると思っています。

かたく考えず、色んな人に紅茶を楽しんで頂きたいと思っています。